代表取締役社長に就任予定の新野隆氏
NECは12月25日、2016年4月1日付で、現副社長の新野隆氏が代表取締役社長に就任すると発表した。現遠藤信博社長は代表取締役会長に就任する。
新野氏は1977年3月に京都大学工学部卒業後、2008年に執行役員兼金融ソリューション事業本部 事業本部長に就任。
2012年4月からは代表取締役 執行役員副社長とともに、最高戦略責任者(CSO)や、最高情報責任者(CIO)を務めた。
新野隆氏は2016年春からの中期経営計画を実行に移す役割
代表取締役社長に就任予定の新野隆氏は、2012年から遠藤社長の右腕としてCSOに就任、経営戦略の策定を担ってきた。2016年4月に発表予定という中期経営計画を作成中であり、この計画の実行役として新野氏を抜擢したという。
NECグループは、社会価値創造型企業への変革を宣言した「2015中期経営計画」のもと、現在、「社会ソリューション事業」に注力、ICTを活用した社会インフラ向けサービスの強化を推進してきた。新野氏は33年間、金融事業などIT畑の営業担当として成果を上げており、社会をITで支える事業へ注力する方策に沿っている。
NECは「経営とITは一体」であるとし、金融ITを一貫して販売してきた現CIOをCEOにすえ、2015年で基礎を作った中期経営計画の実行フェイズを新社長にゆだねると説明している。