NECは12月16日、SAPのインメモリデータベース「SAP HANA」への移行を総合的に支援する「HANAマイグレーションサービス」の提供を同日から開始すると発表した。2月にSAPが発表したアプリケーション「S/4HANA」の導入を見据えて、HANAへの移行を検討する企業が増加していることが背景にあるとしている。
新サービスは、NECが現在進める自社基幹システムのSAP HANA移行プロジェクトで培ったノウハウや、子会社であるアビームコンサルティングのコンサルティングサービス、Panaya Japanのクラウドベースの移行影響分析とテスト効率化ソリューションなどを組み合わせて提供する。
現状のシステム課題の抽出から投資対効果の算定、移行方式の策定、移行作業の実施まで、企業におけるSAP HANAへの移行を総合的に支援する。
具体的には、ITデューデリジェンスによるシステム課題の抽出、HANA移行による投資対効果の算定、将来のSAP S/4HANA導入に向けた移行方式の策定などを実施するという。
価格は900万円から。3年間で60社への販売を目標にしている。