インメモリデータベースとは?

データをディスクではなくメモリから呼び出すことにより、高速な処理を実現する技術をともなったデータベース管理システム。通常コンピュータではディスクに記録されたデータをメモリに読み込んで、メモリ上のデータをCPUで処理するという流れで動作する。 ディスクからデータを読み出すより、メモリから読み出すほうが応答速度では100万倍程度速いと言われることもあり、データをすべてメモリ上で処理することにより高速な処理ができる。これをデータベースで実現するのがインメモリデータベースである。 具体的な使い道としては、検索処理中心であるデータウェアハウスシステムに使用して分析処理を高速化することなどが考えられる。いくつかの異なったパターンの分析を実施したり、計画された処理だけでなく思いついた洞察を確認することが容易にできる。 検索処理に特化したデータベースでは「列指向」を採用している。最近のインメモリデータベースでは、インメモリ機能とこの列指向をあわせて実装することが 特徴である。列指向はデータベース内部でのデータの持ち方を従来のような行単位(複数項目を持つ1件のデータを単位とする)で持つ のではなく、列単位(各項目ごとを単位とする)でデータを保持する方式であり、各項目ごとにデータを検索できるため処理速度を高めることができる。 データの検索処理を大幅に高速化以外に、更新処理を大幅に高速化ことが難しい課題がある。 製品としては、SAPの「SAP HANA」やオラクルの「Oracle Database 12c インメモリオプション」などがある。

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