インメモリデータベース

データをディスクではなくメモリから呼び出すことにより、高速な処理を実現する技術をともなったデータベース管理システム。通常コンピュータではディスクに記録されたデータをメモリに読み込んで、メモリ上のデータをCPUで処理するという流れで動作する。 ディスクからデータを読み出すより、メモリから読み出すほうが応答速度では100万倍程度速いと言われることもあり、データをすべてメモリ上で処理することにより高速な処理ができる。これをデータベースで実現するのがインメモリデータベースである。 具体的な使い道としては、検索処理中心であるデータウェアハウスシステムに使用して分析処理を高速化することなどが考えられる。いくつかの異なったパターンの分析を実施したり、計画された処理だけでなく思いついた洞察を確認することが容易にできる。 検索処理に特化したデータベースでは「列指向」を採用している。最近のインメモリデータベースでは、インメモリ機能とこの列指向をあわせて実装することが 特徴である。列指向はデータベース内部でのデータの持ち方を従来のような行単位(複数項目を持つ1件のデータを単位とする)で持つ のではなく、列単位(各項目ごとを単位とする)でデータを保持する方式であり、各項目ごとにデータを検索できるため処理速度を高めることができる。 データの検索処理を大幅に高速化以外に、更新処理を大幅に高速化ことが難しい課題がある。 製品としては、SAPの「SAP HANA」やオラクルの「Oracle Database 12c インメモリオプション」などがある。

関連記事

キーワードアクセスランキング

  • プロジェクト管理用語として使用する場合、プロジェクトチームの制御が及ばない制限のことを指す。これらは管理される必要があるが、必ずしも問題であ...(続きを読む)
  • プロジェクト管理用語。プロジェクトの成功に(あるいは成功確率を上げるために)必要な外部環境や、起こるべきイベントが存在する場合がある。そのイ...(続きを読む)
  • マルウェアの一種で、感染したコンピュータ上のファイルやデータの暗号化などによりユーザーのアクセスを制限するもの。その制限を解除するために、攻...(続きを読む)
  • 原材料の供給から商品が顧客に販売されるまでのプロセス(サプライチェーン)を最適化し、経営効率を高めるための管理手法。またはそのための情報シス...(続きを読む)
  • 小売りや卸、製造業などさまざまな業種を横断して、ものづくり、物流、購買などのプロセスが急速にデジタル化していくこと。既存の仕組みと異なること...(続きを読む)
  • サーバ仮想化の手法の1つ。ホストOSを別途必要とせず、ハードウェア上で直接稼働する仮想化プラットフォーム。ネイティブハイパーバイザと呼ばれる...(続きを読む)
  •  Linuxとは、1991年にフィンランドのLinus Torvalds氏が開発した、UNIX互換のOSである。Linuxとはカーネル...(続きを読む)

  • 社会インフラとして存在感を示すIT。日本政府が「国民生活及び社会活動に不可欠なサービスを提供している社会基盤」と定める重要インフラには、金融...(続きを読む)
  • 特定の資金調達ラウンドをまとめるベンチャーキャピタル企業または個人投資家。リードインベスターは通常そのラウンドにおいて最大の資金を投資する。...(続きを読む)
  • 仮想化用語。ソフトウェア側で仮想のハードウェアデバイスを実装すること。このデバイスから実際の物理ハードウェアデバイスに対応付けることができる...(続きを読む)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]