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AWSが最新のパートナー戦略を発表--クラウド拡大期を意識

末岡洋子

2016-01-22 18:16

 アマゾン ウェブ サービス ジャパンは1月22日、2016年のAWSパートナー戦略を発表した。AWSの裾野拡大とともにパートナーが重要になっている背景を受けてのもので、エコシステムをさらに拡大し、パブリッククラウド市場での地位をさらに高める。

 パートナーは新たなイノベーションの習得やエコシステムへの参加による成長が期待できる。最終的に、成長、グローバル化、差別化といったパートナーとその顧客が抱える課題解決を支援する。

アマゾン ウェブ サービス ジャパンでパートナーアライアンス本部 本部長を務める今野芳弘氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパンでパートナーアライアンス本部 本部長を務める今野芳弘氏

 新しいパートナー戦略を説明したアマゾン ウェブ サービス ジャパンでパートナーアライアンス本部 本部長を務める今野芳弘氏は最初に、アマゾン ウェブ サービス(AWS)の成長率や直近のハイライトをいくつか紹介した。

 現在アクティブな顧客数は100万を数え、2015年には722種の新製品や機能を発表した。一方で、2006年から累計して51回の値下げを実施してきた。成長率としては、2015年第3四半期の売り上げ高は前年同期比78%増、Amazon S3の利用は102%増えた。これらの成長に大きく寄与しているのがパートナーで、「パートナーは非常に重要」と今野氏は言う。

ベゾス氏が描くビジネスモデル

 成長戦略の土台にあるのが、Amazonの創業者であるJeff Bezos氏が描く成長のためのビジネスモデルだ。顧客の満足度向上に向けて販売量を増加し、これにより売り手が増え、品ぞろえが増えることで満足度が向上、これにより低コスト構造を実現し商品価格を下げることができる、というもの。

 AWSではこれに加えて、クラウドが当たり前になる「ニューノーマル」をプッシュするための施作も用意する。New NormalはAWSが開始以来掲げてきたものだ。

AWSの成長戦略、黒字はAmazonの成長戦略で赤字はNew Normalに向けたAWS独自の戦略
AWSの成長戦略、黒字はAmazonの成長戦略で赤字はNew Normalに向けたAWS独自の戦略

具体策

 基本の拡大路線としては、1)AWSパートナー(APN)パートナーの数、チャネルリセラー数の拡大、2)エンタープライズシステムの構築と運用能力の向上、3)パートナーコミュニティーの活性化、4)コンピテンシープログラム拡充、5)ソリューションを無料で試せる「Test Drive」の推進、の5つを展開する。

 パートナーになるためには、最初の分類である「レジスタード」でスタートし、その後実績に応じて「スタンダード」「アドバンスト」「プレミア」という3段階を用意している。

 現在スタンダード以上のコンサルティングパートナー数は約300社を数える。このうちコンサルパートナーが128社、テクノロジパートナーは168社となっている。今野氏によると、これまでは質重視だったのが2014年を契機に数の拡大にフォーカスしているとのこと。AWSの裾野拡大を裏付けており「拡大期に入った」と述べる。2016年はこの数を400社ぐらいにしたいとのこと。

 電話やウェブでの問い合わせ、イベントなどが入り口となり、新規パートナー向けの支援を強化すると同時に、一定の質の維持にも努める。

APNパートナーはBYOL、クラウドサービス、システムインテグレーター、アプライアンスやネットワーク事業者のクラウド対応と大きく4種類に分かれる
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