Microsoftは米国時間1月28日、予測を上回る第2四半期決算(2015年12月31日締め)を発表した。クラウド事業が拡大し、「Office 365」のサブスクリプション数と「Dynamics CRM Online」のシート数を着実に増加させた。
ソフトウェア大手Microsoftの第2四半期の売上高は238億ドル、利益は50億ドル(1株あたり62セント)だった。非GAAPベースでは、売上高は前年同期比2%減の257億ドル、1株あたり利益は78セントだった。
第2四半期に対するウォール街の予測は、非GAAPベースで売上高252億6000万ドル、1株あたり利益71セントだった。
「Windows 10」はビジネス分野での普及が加速しているとMicrosoftは述べたが、同社内で特に大きく成長した部門はなかった。そこそこの成長にとどまった理由の1つがドル高だった。
Microsoftの第2四半期の内訳
主な内容は以下のとおり。
- 「Office」一般ユーザー向け製品とクラウドサービスの売上高は、為替変動の影響を除けば5%増加したが、Productivity and Business Processes事業の第2四半期売上高は前年同期比で2%減少した。
- 一般ユーザー向けOffice 365の売上高は70%増加し、同サービスの一般ユーザー向けバージョンの登録ユーザー数は2060万人に達した。
- サービス製品とクラウドサービスの売上高は、為替変動の影響を除けば10%増加したが、Intelligent Cloud事業の売上高増加は前年同期比で5%だった。
- 「Surface」売上高は、為替変動の影響を除けば前年同期比で29%増加した。
「Windows」とSurfaceの業績
しかし同社の未来は間違いなく、クラウドを中心に展開されるだろう。
クラウド事業の業績
生産性事業の業績
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。