2011年の東日本大震災から5年、企業のシステムをとりまく環境の上で大きく変わったのはパブリッククラウドの普及であり、複数のパブリッククラウドを利用するマルチクラウド環境を構築し、オンプレミスサーバなどを組み合わせて利用する企業が増えている。
そういった、「複数の環境が混在する」上でバックアップ製品やサービスを検討する際、考えなければならない製品選びのコツとは何か。arcserve Japanの末吉聡子氏に聞いた。
末吉氏によると、2015年の「バックアップ運用の課題」に関する聞き取り調査では、約半数が「コスト増」(47%)、「複雑さ」(42%)という結果が出ており、1位、2位の課題となっているという。「昨今のバックアップ運用を取り巻く環境は、クラウド、仮想、物理の混在環境ゆえの複雑さとそれに伴うコスト増に直面していることが分かります」(末吉氏)
そこで、arcserveはバックアップ製品を選定される際に押さえておきたいポイントとして、(1) クラウド、仮想、物理の複雑な混在環境にあっても、同一のバックアップ運用が可能な製品やサービスを選定すること、(2) ライセンスの体系がシンプルで、段階的な導入が可能な製品、その際に追加の費用を必要としない製品を選ぶことを推奨しており、課題に対応した製品を提供しているという。
こうした、複数の環境が混在する上でのバックアップ対策に関してZDNet Japanと姉妹メディアのTechRepublic Japanは3月2日にセミナー「東日本大震災から5年、改めて見つめなおすデータ保護~品質と速度、安全から考えるデータバックアップ戦略~」を開催する。
arcserveを含め、バックアップの専門家によるさまざまな情報を提供する。最新情報収集のため、ぜひ現地に来場してもらいたい(参加登録はこちらへ)。