綜合警備保障(ALSOK)とNECは3月8日、警備サービスと先進のICTを組み合わせ、相互に協力して国内外に展開可能な新しいスタイルのサービス提供を目指し、協業したと発表した。
両社では、これまでにもさまざまな社会課題の解決に取り組むため、大型のオフィス商業ビルや大規模イベントでの実証実験を通じて、警備サービスの生産性向上および品質向上に関する検討してきた。これまでの実証結果を踏まえ、価値ある新たなサービスの提供を目指してより深い検討のため、両社で協業することに合意したという。
- TechRepublic
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この協業ではまず、ALSOKがこれまで推進してきた「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント(ZSM)」をAIなどNECの先進技術と組み合わせることで具体化し、高品質な警備およびコスト最適化を実現する新たな警備サービスの提供に取組んでいく。
ZSMの概要(NEC提供)
さらに、ZSMの提供によって得られる知見・データを蓄積、知識化(ナレッジ化)し、新たな警備サービスの根幹となるプロセス、すなわち「情報収集、判別・識別、予測・判断、実行・対処」の継続的な進化を図る。
そして、さまざまな社会課題やリスクに的確かつ多面的に応えるサービス基盤を構築し、2020年とその先を見据えた安全・安心な社会づくりに貢献していく。
両社が目指すZSMのグランドデザイン(NEC提供)