LenovoとJuniper Networksは米国時間3月9日、次世代ハイパーコンバージドインフラや超大規模データセンターインフラの構築に向けた戦略的提携を発表した。
両社は共同で機器開発を行い、Lenovoのサーバに、Juniperのネットワーク関連ハードウェアおよびソフトウェアを統合するために協力していくと述べた。
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Cisco Systemsがハイパーコンバージドシステムに注力していることを考えると、JuniperにとってLenovoとの提携は理にかなっている。Hewlett Packard Enterprise(HPE)やDellといった大手企業もコンバージド、ハイパースケール、ハイパーコンバージドシステムに取り組んでいる。一方、LenovoにとってJuniperとの提携は、自社のx86サーバやスイッチ機器のポートフォリオを強化、拡充していくための新たな手段となる。
今回の提携におけるポイントは以下の通りだ。
- LenovoはJuniperのネットワーク機器を販売するとともに、サポートを提供する。
- 両社は「Open Compute Project(OCP)」の「Open Network Install Environment(ONIE)」を活用し、オープンかつフレキシブルなソリューションを市場にもたらしていく。
- 両社はソフトウェアの管理やオーケストレーション、プロビジョニングと、現行アプリケーションの統合で協力していく。
- 両社は連携して世界市場に向けた戦略を展開していくとともに、中国市場のニーズに合わせたローカライズにも取り組んでいく。
Lenovoは、JuniperおよびNutanixと提携したことにより、コンピュートとネットワーク、ストレージを1つのハイパーコンバージドシステムに集約した製品を作り出せるようになるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。