MasterCardとIBMが提携--中小加盟店によるビッグデータアナリティクスを促進

Asha Barbaschow (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-03-18 10:27

 MasterCardとIBMは米国時間3月16日、MasterCardの中小加盟店におけるビッグデータのアナリティクスを可能にするための提携を発表した。

 MasterCardは、IBMの「Watson Analytics」と、「MasterCard Advisors Local Market Intelligence(LMI)」を通じて収集した匿名のトランザクションを同社のプラットフォーム上で組み合わせ、同社の支払いプラットフォーム上で人工知能(AI)の力を活用できるようにしようとしている。

 製品は2016年半ばから、MasterCardの加盟店に対してサブスクリプション形式で提供される予定だ。これにより加盟店はアナリティクスに基づいて、特定地域、あるいは複数の地域をまたがった売上高や市場シェア、顧客構成、競合企業に関する市場の洞察をリアルタイムで得られるようになる。

 MasterCardによると、MasterCard Advisors LMIは事業の業績や、顧客の行動、競争力に焦点を当てており、中小企業が業務やマーケティング、人事に関する重要な決定を行ううえで役に立つ洞察を提供するという。

 さらに、加盟店はWatson Analyticsというデータ発見ツールによって、顧客の購買や行動のトレンドといった新たなパターンをデータから自動的に見い出せるようにもなるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ対策で注目の「OSINT」、自組織の防御に役立つ基礎知識と活用方法を解説

  2. セキュリティ

    攻撃者は侵入ではなく“ログイン”する、エンドポイントとアイデンティティセキュリティを連携すべき理由

  3. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

  4. セキュリティ

    こんなにあった!従来型SIEMが抱える課題──次世代SIEMに必須の“8つの要件”とは?

  5. ビジネスアプリケーション

    データリーダーが知っておくべき、AI活用の投資対効果を高める「実効性のある戦略策定」の進め方

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]