2016年のクラウド環境向けサーバとストレージ、およびネットワーキング製品の支出が全世界で18.9%拡大する見通しだ。一方、従来のデータセンター機器への支出は縮小している。
IDCによると、2016年のクラウド環境向けインフラストラクチャへの支出は382億ドルに達する見通しだという。ストレージとサーバのダブルカウントは排除されている。プライベートクラウドインフラストラクチャへの支出は11.1%増加して139億ドルに達し、パブリッククラウドインフラストラクチャへの支出は14.1%増の244億ドルに拡大する見通しだ。従来の非クラウド環境でエンタープライズITインフラへの支出は4%縮小するが、それでも総支出の62.8%を占める。
長期的には、クラウドインフラストラクチャ支出は今後5年間、12.5%の年平均成長率(CAGR)で拡大し、2020年に578億ドルに達するとIDCは予測している。その内訳は、パブリッククラウドインフラストラクチャへの支出が375億ドル、プライベートクラウドインフラストラクチャへの支出が203億ドルになる見通しだ。
2016年のクラウドインフラストラクチャ支出をカテゴリ別に見ると、イーサネットスイッチが26.8%、サーバが12.4%、ストレージが11.3%それぞれ増加する見通しだ。

2015~2020年のデプロイタイプ別世界クラウドITインフラストラクチャ市場予測
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。