脆弱な「QuickTime for Windows」を削除すると「Creative Cloud」利用に一部不具合

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2016年04月20日 10時10分

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 セキュリティコミュニティーは「Windows」ユーザーに対して、多くの重大な脆弱性が存在するとして「QuickTime for Windows」の削除を勧告しているが、Adobeはこれを削除すると「Creative Cloud」ユーザーにとって不具合が生じる可能性があると警告している(訳注:日本のユーザー向けの公式発表も公開されている)。

 「残念ながら、Windows環境にインストールされたQuickTimeに依存しているコーデックが存在しており、その代表例がApple ProResだ。このフォーマットが多くのワークフローで頻繁に使用されていることは認識しており、状況改善ために対応を進めていくが、現時点ではネイティブデコードが可能になるまでの期間は未定となっている」

 発生する不具合は他にもある。

 「ほかのよく利用されているQuickTimeフォーマットで、QuickTimeのアンインストールに影響を受けるものには、アニメーション圧縮(読み込みおよび書き出し)や、QuickTimeファイルを使用するワークフローが増えているDNxHD/HR(書き出し)(ただし、この目的には可能な限りMXFを使用することを強く推奨する)などがある」

 つまり、WindowsでCreative Cloudを利用しているユーザーは、QuickTimeを削除して安全性を優先するか、Creative Cloudを利用し続けるためにQuickTimeを維持するかという選択を迫られることになる。

 セキュリティ専門家のCraham Cluley氏は、次のようにアドバイスしている

 「Creative Cloudを使用した動画の作成に依存するワークフローを抱えている場合は、問題が解決するまでMacを使用した方がよいかもしれない」

 QuickTimeがApple製品なのは皮肉なことだ。また、Appleはこれらの問題を解決しないことを決定している。

 これはMacとWindowsの両方のCreative Cloudユーザーにとって困った事態であり、この問題について、AdobeとAppleの両方が重大な失態を演じたことは明らかだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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