HPE、新たなリファレンスアーキテクチャによるセキュリティサービス群を発表

NO BUDGET

2016-04-27 07:30

 米国ヒューレット パッカード エンタープライズ(HPE)が、企業が自社のITに保護機能を組み込み、包括的な検出と対応機能を通じて攻撃を食い止められるよう設計された、新たなサービス群を発表した

 このサービス群は、「新しいサイバーリファレンスアーキテクチャ」「モバイルセキュリティ関連ソリューション」「パートナーエコシステムの強化」からなり、企業によるセキュリティとリスク管理プロセスのIT運営への組み込みを支援し、今日の高度な攻撃に対処するとともに、ビジネスニーズに応える、より安全な環境を提供するという。

 日本ヒューレット・パッカードが4月25日、抄訳で伝えた。なお、このサービスの日本語版の提供開始は未定。

 ソリューションの概要は以下の通り。

サイバー攻撃に対する回復力構築のための枠組みを提供

 今回新たに、組織に回復力を組み込むため設計された包括的な情報セキュリティの枠組み「HPE Cyber Reference Architecture(CRA)」を発表。12のドメイン、63のサブドメイン、350種類を超えるセキュリティ機能から構成され、クラウド、モバイル、M2M、IoTを含む、複雑なセキュリティ課題に対応する製品やサービスを定義した。

セキュリティをモバイルに組み込む

 同じく新たに、モバイル環境で機密情報を保護するために設計された、エンドツーエンドのデータ暗号化サービスである「HPE SecureData Mobile」を発表。このソリューションを使うことで、企業はデータセキュリティを自らのモバイルアプリに組み込み、静止時、移動時、利用時などデータをそのライフサイクル全体にわたって保護し、TLS、VPN、ストレージ暗号化などの従来の技術よりもはるかに広い範囲にセキュリティを拡大できるようになるという。

 また、規格ベースの暗号化である「HPE Format-Preserving Encryption」を使用することにより、既存のアプリに最小限の修正を加えるだけでモバイルアプリやモバイル購入時のデータセキュリティを実現する。

「ArcSight」エコシステム拡大による検知と対応の強化

 さらに、「HPE Security ArcSight Technology Alliances Partner(TAP)」プログラムに基づき、セキュリティ分野のリーダー企業によるコラボレーションを促進する「Stop it Now」モデルを支えるための新しいログ収集、分析ツール「ArcSight」ベースの製品やサービス、戦略的パートナーシップを発表した。

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