新たな「SharePoint」モバイルアプリとUWP版「OneDrive」、6月中に提供へ

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-05-06 10:46

 Microsoftは「iOS」「Android」「Windows」向けの「SharePoint」モバイルアプリの最新版、それにWindows 10向けの「OneDrive Universal Windows Platform」アプリを第2四半期中にリリースする予定だ。


SharePointのモバイルアプリ(Windows、iOS、Android版)

 SharePointはコンテンツ管理とコラボレーション機能を提供するもので、Microsoftにとっては重要なドル箱ビジネスだ。現在、顧客企業は20万以上で、利用者は1億9000万人を数える。

 Microsoftは以前から、SharePoint Onlineの利用者はオンプレミス版のSharePointよりも新機能をいち早く利用できることを明らかにしている。その中にはクラウド(「Office 365 Groups」や「Office Graph」など)に依存する機能など、オンプレミス版のSharePointには入らないものもある。

 Microsoftは最近、OneDriveクラウドストレージのロードマップを説明した際に、SharePoint OnlineドキュメントライブラリのOneDrive同期クライアントでの同期機能を2016年末までは提供しない計画を明らかにした。だが他のSharePoint-OneDrive同期機能を暫定的に提供する計画だという。

 Windows 10向けの「OneDrive Universal Windows Platform」アプリケーションは今四半期(おそらく5月中)に提供する。

 MicrosoftはSharePointモバイルアプリを「ポケットに入るイントラネット」を提供するものと位置づけており、ユーザーはこれを利用してSharePointコンテンツ、サイト、ポータル、そして人にスマートフォンからアクセスできる。

 SharePointでのメインのフォーカスはクラウドとモバイルにあるが、Microsoftはオンプレミス版の「SharePoint Server」もリリースする。「SharePoint Server 2016」ユーザー向けのフィーチャーパックは2017年はじめに予定されている。

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]