ソフトバンクは、IoT/M2Mサービスプラットフォームを用いたクラウドサービス「IoTクラウドサービス on CONNEXIVE」(ICC)を5月11日より開始した。IoTのスモールスタートが可能なサービスで、月額利用料金はIoTゲートウエイ1台あたり税別500円(データ送信間隔を10分、データ保持期間を60日とした場合。センサなどの機器、モバイル通信料金は含まれない)。本サービスにシステム基盤を提供するNECが同日、発表した。
ICCは、IoTを手軽に始めたい法人に向けたサービスで、機器データ収集・見える化、アラート通知機能を実現するIoTゲートウェイからアプリケーションまでをワンストップで提供するものとなっている。IoTの導入に必要な機能をクラウドサービスとして提供するため、個別の開発コストの発生を抑えてIoTゲートウエイ1台からでも素早く簡単にIoTサービスの利用を開始できるのが特徴。また、本サービスではアプリケーションプラットフォームをソフトバンクのクラウド上で運用し閉域網で接続することで、セキュアな利用環境も提供する。
本サービスには、NECのIoT/M2Mサービスプラットフォーム「CONNEXIVE」(コネクシブ)が用いられている。CONNEXIVEは、各種センサや情報端末、車載機器などのさまざまな機器をネットワークに接続し、各機器が持つ情報を集約して活用できるようにするためのアプリケーションおよびシステム基盤。これにより、通信事業者や企業は、機器の遠隔メンテナンスや制御の高度化、車両の運行管理効率化などを実現する新たなIoTサービスを容易に構築可能になるという。
NECでは、リアルタイム性や大容量通信など高度なネットワーク性能を必要とするIoTサービスの開発の検討も行っており、IoT向けネットワークの構築を含めた対応を進めていくとしている。