ジェイピー・セキュアは6月9日、ホスト型ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)の最新版「SiteGuard Lite Ver3.00」をリリースした。統計情報やレポート出力の機能強化、アップグレード手順の簡略化など、運用管理機能を大幅に強化している。
SiteGuard Liteは、ウェブサイトの脆弱性を利用した攻撃から防御するための対策ツールとして、大手金融機関から個人向けレンタルサーバまで100万超(保護対象サイト数ベース)のサイトに利用されているという。
主な特徴は以下の通り。
- トラステッド・シグネチャをベースとしたブラックリスト型の防御機能を搭載
- Webサーバのモジュールとして動作し、ネットワーク構成に影響を与えない
- WordPressの日本語セキュリティプラグインを提供
- シンプル設計、直感的な管理インターフェース
- 完全国産、完全日本語対応、国内クローズのサポート対応
- 各種OSに対応
新バージョンでの改良点は以下の通り。
管理画面を刷新
ホーム画面の統計情報を機能強化し、PDFによるレポート出力に対応したほか、シグネチャ更新や設定変更時の確認ダイアログ表示など、利便性を向上させた。
(ジェイピー・セキュア提供)
管理画面とレポート出力例(ジェイピー・セキュア提供)
アップグレード手順の簡略化
パッケージの上書きインストールだけでアップグレード可能となり、アンインストール、再セットアップの手順が不要になった。
「.htaccess」による設定項目の追加
Apacheのディレクティブで設定する項目について、検査の有効/無効を「.htaccess」で指定する項目を追加した。