沖縄銀行は、顧客のライフプランのコンサルティングや住宅ローンなどのローンシミュレーションを行うために渉外と融資担当者が利用する、Windowsタブレット約750台のセキュリティ強化を目的として、顔認証セキュリティソフトウェアを採用した。NECが6月17日に発表した。
沖縄銀行
採用されたのはNECの「NeoFace Monitor V2」。顔認証エンジンを活用して開発されたセキュリティソフトウェアで、PCやタブレットへの顔認証による高精度かつ高速なログオンを可能にする。
沖縄銀行では、なりすましなどの不正利用を防止し、情報漏えいのリスクを低減する。また、行員はタブレットの内蔵カメラに顔を向けるだけで瞬時にログオンできるため、外出先においても高い利便性とセキュリティを両立する。
「NeoFace Monitor V2」の利用イメージ(NEC提供)
ICカードやパスワードによる認証方法と違って、顔認証は盗難や紛失のリスクが少なく、なりすましなどの不正利用を防ぐ。また、いつ誰がアクセスしたという利用履歴が顔画像を含めて残るため、不正利用への心理的な抑止効果も期待できる。