ウフルでは参加する企業・団体などがベンダーフリーで相互に協創しながら、オープンイノベーションを通じてビジネスを創出することを目的とした「IoTパートナーコミュニティ」を5月末に発足している。事務局は、同社IoTイノベーションセンターが運営する。
ウフルでは、1社では実現できない“協創”によるイノベーションを生みだすビジネスモデルの実現を推進すべく、4月1日にIoTイノベーションセンターを開設。今回のIoTパートナーコミュニティは、IoT領域での“協創”に賛同する会社が共同で発足させた、コミュニティメンバーによるビジネスコミュニティという位置付け。
コミュニティでは今後、IoTソリューションを提携する企業同士のビジネスマッチングやパートナーシップの構築、顧客企業を交えたビジネス開発などにメンバー全員が取り組み、当面はIT企業、OT(デバイスや組み込み・操業技術)企業を中心に、実案件の推進と共同マーケティングによるIoTビジネスの実現を目指していくという。
想定している主な活動は以下の通り。
- ソリューション理解・業態シナリオ別ソリューションづくり
- ビジネスモデル概要検討
- ターゲット顧客選定
- 相互顧客紹介
- 共同営業活動/共同マーケティング活動など
入会条件として「大手の IoT プラットフォーマーではない」「独自の技術やソリューションを持っているか、コミュニティのテストベッド提供に貢献できる」「1社で抱えるようなやり方をせず、協創できる。競合企業であってもフェアな議論や推進を行える」「具体的に実現したいこと、アイディア、実案件を持っている」「当会の参加で実現した事例を、コミュニティでオープンにできる」「下記に示す運営委員会で入会が認められた企業である」など、資格が必要である。あくまで実ビジネスを生み出すための取り組みであり、情報収集のみの企業は参加できない点も特徴という。
5月31日時点での参加企業は以下の通り(50音順)。
- アットマークテクノ
- アドソル日進
- ウイングアーク1st
- エスキュービズム・テクノロジー
- オプテックス
- Z-works
- JIG-SAW
- ソネット
- ソラコム
- 東海ソフト
- ニフティ
- ぷらっとホーム
- フレクト
- 三井情報
- 三井物産エレクトロニクス
- 安川情報システム
- レンジャーシステムズ