NTTデータはトレジャーデータと連携して「Fluentd/Embulkサポートサービス」を6月21日から提供している。
「Fluentd」はデータをストリーム転送するソフトウェアで、「Embulk」はバッチ転送するソフトウェア。ともにトレジャーデータの創業者の1人である古橋貞之氏が開発し、オープンソースソフトウェア(OSS)として公開。現在、オープンソースコミュニティーの下で維持されている。
Fluentd/Embulkサポートサービスは、データ収集基盤ミドルウェアであるFluentdとEmbulkを活用するシステムの設計や開発、運用、保守フェーズでインストールや設定方法、ソフトウェア仕様を確認できる。加えて、不具合を解析したり回避策を提示したりするまでを提供する。
Fluentd、Embulkの開発元であるトレジャーデータと連携することでソースコードレベルの迅速な解析、Hadoopと組み合わせて使用する際の運用やチューニングなど、ユーザー企業のニーズを反映した高度かつ高品質なサポートを提供すると説明している。
FluentdとEmbulkを利用したデータ活用基盤の概要(NTTデータ提供)
同サービスは「Hadoop/Spark構築・運用ソリューション」の一部である「Hadoop/Sparkサポートサービス」のオプションとして提供する。Hadoop/Sparkサポートサービスは、2015年からNTTデータが展開している。「Apache Spark」は、機械学習処理やグラフ処理、ストリーム処理を同一プラットフォームで実行できる、OSSの並列分散処理基盤。
Fluentd/EmbulkサポートサービスではFluentdとEmbulkをシステムに導入し、導入後のソフトウェアに関してユーザー企業からの問い合わせを受け付け、調査し回答する。トレジャーデータは調査に際し、ソースコードレベルでの解析に基づく不具合の回避策を提示し、必要に応じたパッチ作成など、NTTデータが提示する解決策を支援する。