MicrosoftとRolls-Royceはドイツのハノーバーで開催中の「HANNOVER MESSE 2016」において現地時間4月24日、Rolls-Royceの現世代および次世代のインテリジェント航空エンジンをサポートするための提携を発表した。Rolls-Royceは今後、Microsoftの「Microsoft Azure IoT Suite」と「Cortana Intelligence Suite」を活用する。
Rolls-Royceの航空機用エンジンは毎月、世界の5万以上のフライトを支えている。故障修理代でなく実際の飛行時間に基づいて費用を課金するメンテナンスプラン「TotalCare」を擁する同社は、航空会社の運用効率を向上させるためのデータの収集に関心がある。
航空機は産業用IoT技術の典型的な例として挙げられる。エンジンには何百ものセンサーが取り付けられ、そこからフライトごとに何Gバイトものデータが送信されるため、航空会社が分析しなくてはならないデータは膨大だ。また、燃料使用を1%削減するだけで航空機1台あたりの年間ランニングコストを25万ドルも抑えられるため、コスト管理に関心を寄せる業界でもある。
航空機は産業用IoT技術の導入。エンジンには何百ものセンサが取り付けられ、そこからフライトごとに何Gバイトものデータが送信されるため、航空会社が分析しなくてはならないデータは膨大だ。また、燃料使用を1%削減するだけで航空機1台あたりの年間ランニングコストを25万ドルも抑えられるため、コスト管理に関心を寄せる業界でもある。
同社はエンジンの状態や航空管制、航路制限、燃料使用に関連するデータの収集にAzure IoT Suiteを用い、問題や傾向を洗い出すためのデータ分析にCortana Intelligence Suiteを用いる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。