さとうなおきの「週刊Azureなう」

【Azureなう 7/5号】Red Hat SummitやMongoDB Worldでの新発表まとめ

佐藤直生

2016-07-05 07:34

 こんにちは、佐藤直生です。「週刊Azureなう」も今回で3回目となりました。この連載では、先週の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。先週は、3つのカンファレンスに関連したアップデートがありました。

Red Hat Summit 2016アップデート

 オープンソースを愛しているMicrosoftは、2015年11月にRed Hatとのパートナーシップを発表し、それ以来、両社の製品、サービスの連携のために協力して作業を進めてきています。

 6月27~30日に米国サンフランシスコで、Red Hatのカンファレンス「Red Hat Summit 2016」が開催され(開発者カンファレンス「DevNation 2016」も6月26~29日に併催)、これに合わせていくつかの発表が行われました(関連ブログポスト1関連ブログポスト2)。

  1. .NET Core 1.0、ASP.NET Core 1.0がGA(一般提供)に
    .NET Coreは、Windows、macOS、Linuxをサポートするオープンソースの.NET実装です(関連ブログポスト関連記事)。dot.netでインストール方法を確認し、チュートリアルを試してみてください。
  2. Red Hatが「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)上で.NET Core 1.0をサポート
    RHEL上の.NETに関する技術情報に関しては、 redhatloves.net をご覧ください。
  3. Eclipse Che、Red Hatが、Visual Studio CodeのLanguage Server Protocol(ツール/エディタと言語サーバ間のJSON-RPCベースのオープンプロトコル)を採用
    Language Server Protocolは、さまざまなプログラミング言語をさまざまなコードエディタやIDE(統合開発環境)に統合し、構文ハイライト、コード補完、リファクタリングなどの機能を提供するための共通の手段を提供します(関連記事)。次の図は、ツールと言語サーバとの間のLanguage Server Protocolの例です。

  4. ツールと言語サーバとの間のLanguage Server Protocolの例
  5. RHEL上で動作するSQL Server 2016(プライベートプレビュー)をデモ
    Linux上のSQL Serverに興味がある方は、こちらからプレビューにお申し込みください。
  6. 今回GAとなったCloudForms 4.1がAzure管理機能を強化
    状態分析、メトリック、チャージバック、引退機能などが強化されました。
  7. RHEL上のOpenShiftのデプロイを簡素化するARM(Azure Resource Manager)テンプレートを公開

 6月27日午前に行われたDevNation 2016のGenaral Sessionには、MicrosoftのScott Hanselmanが登壇し、前述の1~3のトピックを紹介しています。このセッションは、Channel 9でライブストリーミングされました。現在は、YouTubeでも視聴可能です。


Red Hatの開発者カンファレンスDevNation 2016にMicrosoftのScott Hanselman氏が登壇

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