こんにちは、さとうなおきです。「週刊Azureなう」では、先週の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。
12/22号以降の2015年中のアップデートを紹介した前編に続いて、この中編では2017年1月前半のアップデートを紹介します。
Microsoft Connected Vehicle Platformを発表
1月5日から8日に米国ラスベガスで開催されたイベント 「CES 2017」で、コネクテッドカー向けプラットフォーム「Microsoft Connected Vehicle Platform」を発表しました。
このプラットフォームは、Azureと他社のテクノロジを基盤とし、自動車メーカーがインターネット接続された独自の運転エクスペリエンスを迅速に構築できるよう支援します。クラウドを基盤とするアジャイルなプラットフォームであり、Microsoftパートナーが重要性を指摘した5つの中核シナリオ(予防保守、車内での生産性向上、先進運転支援システム「ADAS」への接続、先進的ナビゲーション、顧客のインサイト)を重視しています。
Microsoft Connected Vehicle Platformは、2017年後半にパブリックプレビューとして提供予定です。
CES 2017では、ルノー・日産が、Microsoft Connected Vehicle Platformを含め、 マイクロソフトとの協業を発表しています。
詳細は、Official Microsoft Blogのポスト 「Microsoft Connected Vehicle Platformが自動車メーカーの変革を支援」、Internet of Things Blogのポスト 「Helping automakers drive innovation through connected cars」、記事 「クラウドをベースに自動車メーカーの変革支える--MSのコネクテッドカー戦略」をご覧ください。
Microsoft Connected Vehicle Platform
Azure SQL Database:パフォーマンス向上
データベースサービスである Azure SQL Databaseが、すべてのサービスレベル(Basic、Standard、Premium)で書き込みのパフォーマンスを2倍にしました。また、Premiumレベルで読み取りのパフォーマンスを2倍にしました。
これは、すべてのAzureリージョンで利用可能になっており、料金の変更はありません。このパフォーマンス向上により、同じ料金プランでより高いパフォーマンスを達成する、あるいは、必要なパフォーマンスを達成できるより安価な料金プランに変更できる、といったメリットが得られます。
詳細は、Azure Blogのポスト 「Azure SQL Database is increasing read and write performance」をご覧ください。