こんにちは、さとうなおきです。「週刊Azureなう」では、先週の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。
Azureの無料オンライントレーニング
Microsoftは、Microsoft Virtual Academy(MVA)、Channel 9、YouTubeなどで、ビデオの学習コンテンツを提供しています。
今回、最近増えつつあるMOOC(Massive Open Online Course)形式の、Azureの無料オンライントレーニングを公開しました。現時点では、英語のコースのみではありますが、気軽に受講できますので、ぜひ受講してみてくださいね。
詳細は、Azure Blogのポスト「New Microsoft Azure training and discounted certifications」、Azureの「Skills & Certification」ページ、Microsoft Learningをご覧ください。
無料オンライントレーニングのコース一覧
Azureポータル:新機能「Azure Cloud Console」を発表
Azureでは、GUIの管理コンソール「Azureポータル」、CLI(コマンドラインインターフェース)のAzure PowerShellやAzure CLIを使って、さまざまな管理作業を行うことができます。多くの場合、状況に応じてAzureポータルとCLIを使い分けていることでしょう。しかし、これら2種類のツール間の切り替えはシームレスではありませんでした。
今回新たに発表された「Azure Cloud Console」は、Azureポータル内で、Azure CLI 2.0を使えるようにするものです。
Azureポータルにログインしたユーザーとして、Azure Cloud Consoleでもログイン済みの状態になっているので、従来のように、CLIに切り替えた際に再度ログインする必要はありません。
Azure Cloud Consoleには、Azure CLI 2.0(azコマンド)やgitコマンドといった関連ツールがすべてインストール済みなので、即座に作業を行えます。また、複数のセッションにわたって永続的なユーザー固有のワークスペースが提供されるので、自分のコードや構成ファイルなどを格納しておくこともできます。
Azure Cloud Consoleは、内部でLinuxベースのDockerイメージ「azuresdk/azure-cli-python」を活用しています。
間もなくAzure Cloud Consoleのプライベートプレビューが開始される予定です。プライベートプレビューに参加したい方は、こちらから登録してくださいね。
詳細は、Azure Blogのポスト「Sneak peek: A new Azure Cloud Console」をご覧ください。
Azure Cloud Consoleでの仮想マシンの作成