教育方法も分野によって大きく異なっており、学生を除くプロフェッショナルが教育を受けた方法のトップ3は、次のとおりだった。
- 自学自習：69.1%
- 実地訓練：43.9%
- 計算機科学（または関連分野）の学士：34.8%
雇用状況については、67.8％がフルタイム雇用である一方で、無職と回答したのは1.8％に過ぎなかった。求職中の回答者の大多数は学生だった。また、回答者の28.3％が紹介で仕事を得たと答えている。全般的に言って、職選びで最も重視されていた条件は給与だった。
給与は経験、業界、地域によって異なるが、米国に住む開発者の給与の中央値は、職種によって6万7000ドルから13万2000ドルだった。米国と英国では、最も給与が高い職種は会社役員で、15万314ドル（米国）だった。2位はエンジニアマネージャーの14万3122ドル（米国）、3位はエンタープライズレベルサービス開発者の12万1908ドルだ。
開発者が携わっているテクノロジも給与に影響している。クラウド、React、Redisを扱っている米国の技術者の給与は、フルスタック開発者であれば10万5000ドルになる。またiOSに詳しいモバイル開発者は、平均するとAndroid開発者よりも給与が1万ドル高い。
Stack Overflowの開発者調査では、いくつか気楽な話題についても触れている。例えば、ドイツ以外では、ほとんどの開発者は猫よりも犬を好んでいた。あるいは、最も重要な調査結果は「スター・ウォーズ」と「スター・トレック」のどちらが好まれているかという問題だったかもしれない。50歳未満のすべての年齢層の開発者は、「スター・トレック」よりも「スター・ウォーズ」を好んでいる。一方で、50歳以上の開発者は、ほとんどが「スター・トレック」ファンだった。また自由記述で多かった回答の上位は、「ファイアーフライ宇宙大戦争」、「スターゲイト」、「ドクター・フー」、「バビロン5」だった。
詳しい結果が知りたければ、レポート全文を参照してほしい。
3つの要点
- Stack Overflowが実施した開発者を対象とした調査で、無職の開発者は1.8％しかおらず、世界的に見るとF#、Dart、Cassandra、Sparkに詳しい開発者の給与が高いことが明らかになった。
- 最も好かれているプログラミング言語はRustで、最も嫌われているのはVisual Basic、最もよく使われているのはJavaScriptだった。
- 回答者の93％は男性だったが、経験年数の統計を見る限り、女性開発者の数は増加している可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
