ウェブアプリやモバイルアプリの構築に向けたクラウドベースの統合開発環境(IDE)を手がける新興企業Cloud9 IDEは米国時間7月14日、Amazon Web Services(AWS)によって買収されたことを発表した。買収条件は明らかにされていない。
Cloud9の共同創業者兼最高経営責任者(CEO)Ruben Daniels氏はブログ投稿で、同社は現時点でも、投資家や50万人近くいるユーザーの期待に応え続けることができると述べたうえで、「これまでと何ら変わらない。当社は『Ace』(JavaScriptで記述されたエディタ)のオープンソースコミュニティーとの協力関係を継続するとともに、世界中の何十万人というユーザーに対してわれわれの革新的なサービスを提供し続ける」と記している。
同社のプラットフォームには、無償版のほか3種類の有償版がある。AWSは自社のサービスにCloud9のIDEを完全統合することで、現在Microsoftの「Visual Studio」といったその他のIDEを使用している既存のAWS顧客に対して、より魅力あるツールを提供できるようになる。
2010年に創業されたCloud9は、米カリフォルニア州サンフランシスコとオランダのアムステルダムに拠点を置いている。同社の投資家にはAccelやAtlassianが名を連ねている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。