ユミルリンク、メール配信システムの機能を拡充--端末ごとに自動で送り分け

NO BUDGET

2016-09-29 07:45

 ユミルリンクは9月29日、同社が提供するメール配信システム「Cuenote FC」の最新版を同日より提供開始すると発表した。今回の最新版では従来よりも大幅に機能を拡充し、デバイス別自動配信機能、Unicode絵文字対応やデバイス別レポートなど、多様化する端末に対応する新機能を搭載している。価格は、いずれも税別でクラウドサービス(ASP・SaaS)が初期費用3万円から、月額費用5000円から、オンプレミス型(ライセンス)が初期費用225万円から/月額費用4万6000円からとしている。

 Cuenote FCは、並行処理指向言語「Erlang」で開発したMTAと、1ノードあたり毎時300万通以上の一斉メールを配信できるようにし、月間のメール配信数として34億通の実績を持つという。スマートフォンやフィーチャーフォンにも高速で確実に届く配信性能を特徴とし、国内大手ECサイトなど1000社以上が利用する。効果的なメールマーケティングを実施するための会員収集機能や効果測定機能を搭載し、システム連携に必要なAPIを提供している。

 今回の機能拡張の主な内容は以下の通り。

デバイス別自動配信

 サイトアクセス時に取得したユーザーエージェント情報をもとに、iPhone、Android、PCなどに分類し、デバイスごとに最適なメールを自動で送り分けられる。同時にデバイス別メール配信の設定作業時間も大幅に削減できるという。


デバイス別時系列レポート

 メール配信の結果や効果(開封、クリック、コンバージョン)をデバイス別、メール種類別や時系列で視覚化することにより、デバイス別の効果や最も開封、クリックされた時間帯を確認できる。なお、コンバージョン機能は、専用型クラウドサービス、オンプレミス型のオプション機能。


フォローアップメール(ステップメール)の横断分析レポート

 シナリオにもとづき、自動配信されるフォローアップメール(ステップメール)を施策単位で、横断的に分析できる。

HTMLメール、テキストメールの自動送り分け

 配信リストからHTMLメール送信先やテキストメール送信先を手動で抽出することなく、配信リスト内のデータをもとに自動でHTMLメール、テキストメールの送り分けができる。

Unicode絵文字対応

 Gmailやウェブメールなど、携帯キャリア以外のメールへ絵文字を送信可能。

RESTful APIを追加

 外部システムと連携することを目的としたAPIについて、従来のXML形式に加えてRESTful APIを追加。

HTMLビュー機能

 HTMLメールを表示できない受信者がブラウザでHTMLメールのコンテンツを閲覧するためのページを自動的に作成。

バックナンバー機能の拡充

 メールマガジンのバックナンバーページを作成する機能を拡充し、テキストメールに加え、HTMLメールのバックナンバーページを作成可能。

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