AccentureとGoogleは米国時間9月29日、Googleの技術をベースにした業界向けのソリューション開発で提携したことを発表した。クラウド、モバイル、分析などのGoogle技術とAccentureの業界知識を組み合わせたもので、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するとしている。
提携により、Accentureは自社が有する業界の専門知識をもとに、Googleのクラウド、モバイル、分析などの技術を利用できる業界特有のソリューションをGoogleと開発し、提供する。
業界としては、小売、ヘルスケア、消費財、エネルギー、金融などが挙がっている。Googleの技術としては、Android、アプリ、分析、AR(拡張現実)、ビックデータ、IoT、機械学習などのGoogle Cloudの製品を利用する。2社はそれぞれ専業のリソースを用意して、クラウドソリューションアーキテクチャ、モバイル、アプリ開発などを進める予定だ。
AccentureはGlobal Fortune 100のうち94社を顧客に抱えるなど、エンタープライズに強い。すでに「Google Cloud Platform」を自社のマルチクラウド管理プラットフォーム「Accenture Cloud Platform」に統合しており、企業は中央で一元的に複数のクラウドリソースを管理したり、クラウドソリューションの配信を自動化するなどを実現しているという。