NECは10月28日、オーストリア共和国ウィーン市にセキュリティ監視拠点を設立したと発表した。日本、欧州、米州の各拠点が時差を利用して日中の時間帯に監視する24時間体制構築の一環としている。
オーストリアの監視拠点は、NECグループのセキュリティ専門企業であるインフォセックの子会社として設立された。同拠点は世界3極での24時間監視体制を担うだけでなく、欧州でのセキュリティ監視サービスの提供やNECのセキュリティ関連製品の拡販を目指し、現地パートナー企業の開拓やマーケティング活動を行う。
NECでは、自社とインフォセックのセキュリティ専門要員が、顧客のネットワークやウェブサイトを24時間365日体制で集中的に監視する中核拠点「サイバーセキュリティ・ファクトリー」を活用してきた。しかし、今後の顧客数拡大が見込まれ、その上で高いサービス品質の維持することが必要なことから、世界3極での日中の24時間監視体制を構築することとなった。今後米州での拠点設立を予定している。