インフォテリア、IoT活用モバイルクラウド基盤を発表

NO BUDGET

2016-11-04 16:50

 インフォテリアは10月27日、IoTソフトウェア基盤事業の第1弾として、IoT機器の現場業務での活用を実現するモバイルクラウド基盤「Platio」を2017年1月下旬から提供開始すると発表した。サービス提供開始に先駆け、無償で利用できる評価版の提供を同日より開始する(募集期間:10月27日~12月28日、提供予定期間:11月1日~2017年1月31日)。

Platioの概要
Platioの概要

 Platioは、IoT機器を活用したアプリ開発と、サーバ側プログラムの開発、アプリの配布、システム全体の運用まで、プログラミングの知識がなくても実施できるソフトウェア開発基盤。利用者はカスタマイズ可能なテンプレートを利用してアプリを簡単に作れ、そのデータベースはアプリのデータ構造から自動的にクラウド上に準備され、アプリの配布や更新が可能となる。

 また、対応済みのIoT機器には特別な準備をすることなくPlatioから即座に接続でき、自動的にIoT機器からのデータの収集が可能。すでに血圧計や体温計などのヘルスケア領域をはじめ、気温や湿度を計測するIoT機器との接続に対応しており、対応IoT機器は、評価版の提供を通じて順次追加されるという。

(インフォテリア提供)
対応デバイスの例(インフォテリア提供)

 Platioの正式サービス開始段階では、iOSモバイル機器(iPhone、iPad)に対応し、順次対応モバイル機器を増やしていく。通信手順としては、BLE(Bluetooth Low Energy)に対応し、モバイル機器の進化に応じて対応通信手順も追加していく予定。

 インフォテリアは、さまざまなIoT機器による業務の効率化が期待できるヘルスケア、土木建設、農林水産などのフィールド業務での活用や、IoT機器を必ずしも必要としないが機敏なモバイルアプリの構築、運用が求められる物流や流通などの現場での活用を想定しているとのこと。

農業での利用イメージ
農業での利用イメージ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]