LINEのアプリパフォーマンス監視、分析に利用されているツールが国内で販売されている。ネオスが国内総販売代理店として発売しているサイト/アプリパフォーマンス監視・分析システム「ARGOS」がそれだ。
ARGOSは、韓国のVivans(ビバエヌエス)が開発。新潟県佐渡市に本社を持つアルゴスサービスジャパンが開発に参画し、2016年5月からは、国内総販売代理店として、ネオスが国内で販売している。
韓国NAVERが導入し、同社を通じて、LINEのサービス品質の監視システムとして、世界数十カ国で活用されているほか、日本では、ゴルフダイジェストオンライン、タワーレコードオンラインなどでも、性能測定などの用途でARGOSが利用されている。
ARGOSの特徴は、サイトとアプリのパフォーマンスを、品質監視、性能測定、競合調査、テストの4つの観点から管理できることだ。これらの監視、計測をソフトウェアロボットにより自動化。人手で行うよりも、より精度の高い監視、計測を、低コストで実現できるとしている。
また、システムに手を加えることなく計測できるため、迅速に導入できることに加えて、競合サイトの測定も実ユーザー環境において計測できる点が特徴。約20種類の分析ツールを活用することで、さまざまな角度から課題を抽出したり、比較できたりといったことも可能だ。

ARGOSでは豊富な分析が可能になっている
「これらのテストは、プルーブ化した端末を直接用いて測定するため、エンドユーザー環境からの測定ができる。従来は技術的に困難で高いコストだった環境が低コストで実現できる」(ネオス ARGOS事業推進プロジェクトリーダーの宮澤孝氏)とする。