ジェーシービーと、電通国際情報サービス(ISID)のオープンイノベーションラボ(イノラボ)は1月17日、利用者とのチャット上でのコミュニケーションを、AIを用いて自動で行う「チャットbot」で海外観光ガイドを提供するサービスを開発したと発表した。1月23~27日まで、日本から米国シリコンバレーを訪問する旅行者を対象に実証実験を実施する。
今般開発したサービスは、観光地や商業施設などをガイドする各種情報を、チャットbotを通して旅行者に提供する。旅行者は、LINEやFacebook Messengerのチャットから質問を投げかけるか、メニューから調べたい情報を検索することで、回答を得られる。また、旅行者の入力内容を元に、観光地や商業施設側からプッシュ型で旅行者に情報発信する機能も実装しており、旅行者の回遊や消費行動を促すとした。
この実証実験は、本サービスが利用者の行動に与える影響ならびに利用者の満足度の測定と、運用面での課題抽出を目的に実施する。サンフランシスコの観光ガイド、市内大型商業施設「ウエストフィールド」の案内を中心とした情報、ツアー旅程情報をチャットbotで提供。 満足度の測定と運用面の課題を抽出するという。
チャットbotを通して観光ガイドを提供