Microsoftは米国時間1月24日、「OneDrive」を強化し、「SharePoint Online」チームサイトと同期可能にしたと発表した。
「SharePoint」サイトを直接「OneDrive」と同期させる機能は多くのユーザーが待ち望んでいたものだ。Microsoftは4月に同社の目標として、「SharePoint Online」のドキュメントライブラリと「OneDrive for Business」の同期機能を2016年第3四半期にプレビュー版で提供し(実際に9月に提供した)、一般提供を2016年末までに行うとしていた。
しかし12月に、一般提供を2017年1月に延期すると発表していた。
Microsoftは今回、同社の同期クライアントをアップデートし、「Microsoft Teams」チームのコラボレーションサービス(現在プレビュー段階)で用いられているファイルを含むSharePoint Onlineチームサイトを直接OneDriveと同期できるようにした。また、OneDrive for Businessの共有フォルダも同期可能にした。さらに、「Windows」向けや「Mac」向けの最新のOneDrive同期クライアントにおいて、新たなアクティビティセンターを利用可能にし、ユーザーが最新の同期アクティビティや状況の詳細情報を入手できるようにもした。
統合されたOneDriveクライアントの最新バージョンを使用しているのであれば、アップデートによって自動的に新機能が利用可能になる。
MicrosoftのコーポレートバイスプレジデントとしてOneDriveとSharePointを統括するJeff Teper氏は、同社のOneDrive戦略が「個人的なファイルや、(個人使用やチーム使用の)仕事のファイルをどこからでもアクセスできるようにする」というものだとあらためて述べた。
筆者は、同社が2016年秋の技術イベント「Microsoft Ignite」 で少しだけ言及した、OneDriveにおけるプレースホルダーの代替となるテクノロジの最新状況についてTeper氏に尋ねてみた。同氏は、これがユーザーから最も多く寄せられている要望であり、OneDriveチームとWindowsチームはその実現に向けて一致協力して作業を続けており、今後のイベント(UserVoiceの過去の情報に基づくと、5月に開催される「Build 2017」の場になりそうだ)で発表を予定しているとだけ語ってくれた。
提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。