「Windows 10」プレビュー版、ゲーム機能や「Edge」など強化--「Build 15019」

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2017-01-30 13:24

 Microsoftは米国時間1月27日、最新の「Windows 10 Creators Update」のPC向けテストビルド(「Build 15019」)を「Fast Ring」を設定しているユーザー向けに公開した。ゲーム関連の機能が多数追加されたほか、すでにMicrosoftが明らかにしていたプライバシー設定の変更が加えられている。このほか、OOBE設定でのWiFi接続機能が新しくなった。また、OOBEでのルック&フィールも新しくなっている。

 Build 15019では、ゲームストリーミングの「Beam」を統合した(Microsoftは2016年8月にBeamを買収している)。また、新しい「Gaming」設定も加わった。Microsoftによると、Gameバー、GameDVR、Game Modeなどの設定をGamingで実行可能になるという。Windows 10ベースのPCをゲームの性能向けに最適化するGame Modeも、このビルドより有効化されている。

 また、「Microsoft Edge」にユーザーの電子書籍を読み上げる機能も加わった。MicrosoftはWindows 10 Creators Updateの以前のテストビルドで、基本的な電子書籍のサポートを実現している

 「ブルーライト」機能は「ナイトライト」に名称が変更されている。これは、画面が発するブルーライトを低減する機能だ。さらに、ユーザーは「Hyper-V」で「Virtual Machine Connection」を迅速にリサイズできるようになった。

 最新のビルドではこのほかにもゲーム関連、Edgeブラウザ、高DPIサポートなどで小規模な変更や修正が多数加わっている。

 なお、これまでのWindows 10テストビルドと同様、ダウンロードの進捗を示すインジケーターが正常に動作していない可能性があるとMicrosoftは警告している。また、Edgeで拡張機能が動かない可能性があるという。一部の人気ゲームでクラッシュする恐れもあるとしている。また一部のInsiderユーザーは、「ユーザーセキュリティを強化する目的でロールアウトされている新しいセキュリティモデルの導入が原因で」一部のGoogleサイトへの接続で問題が生じるかもしれないという。

提供:Microsoft
提供:Microsoft

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. ビジネスアプリケーション

    ITSMの手法を組織全体に拡張、エンタープライズサービス管理(ESM)がもたらすメリット

  5. セキュリティ

    身元確認は撮影方式からICチップ読取方式へ、公的個人認証(JPKI)が必要な理由とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]