サンリオピューロランドがLINEのチャットbot連携の電子チケット新基盤

NO BUDGET

2017-02-10 11:01

 トランスコスモスとレオニスは2月7日、LINEのチャットbot・電子チケット・ECを連携させたエンターテイメントイベント向けコミュニケーションプラットフォームの販売を開始すると発表した。

 この基盤は、ECサイト上での電子チケットの販売やLINEによるチケット発券を可能にする。トランスコスモスの統合型ECプラットフォーム「transcosmos eCommerce HUB」と、レオニスが提供する電子チケット発券システム「Quick Ticket」のLINEでの受取り機能を連携させた。

 また、トランスコスモスのbot構築・運用管理プラットフォーム「Reply.ai」や同社のチャット運用オペレーターによる有人対応を組み合わせ、電子チケットの購入・発券からコンテンツ配信、入場前後のコミュニケーションまでワンストップで提供できる。


サービス提供イメージ

 この基盤を利用することで、チケット販売時にグッズを紹介したり、入場時に店舗で使えるクーポンを配信することなどもできる。また、「Quick Ticket」の電子スタンプ技術により、スマホに押印するだけで「もぎり」ができるため、専用の入場設備を用意することなく、紙のチケットと同様の現場オペレーションを実施できる。これまでうまく流通させられなかったチケットなどもオンラインショップ経由で電子チケットとして販売し、収益性を高めることが期待できる。

 同サービスは、2月中にサンリオピューロランドでの運用が開始される。サンリオオンラインショップでサンリオピューロランドの電子チケットを購入すると、サンリオのLINE公式アカウントから電子チケットが届く。チケット購入時にはハローキティからのメッセージが届き、入館後にも館内案内やグッズ紹介などが実施される。

 トランスコスモスでは、同サービスの利用で、利便性の向上と自社ファンとのLINEを通した親密度の高いコミュニケーションが可能になるとしている。

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