日本IBMは12月5日、横浜銀行が同日から開始した「オムニチャネル・マーケティング」のシステム構築で、コンサルティングから各チャネルを統合したオムニチャネル統合、基盤構築に至るまで一貫して支援し、効果的なマーケティング施策の実現を支援したと発表した。
オムニチャネル・マーケティングは、ATM、インターネットバンキング、メール、スマホ、ウェブサイトと、さまざまなチャネルから得られる情報を分析し、顧客のニーズを把握し、複数のチャネルを連携させながら、パーソナライズした最適なサービスを提案するもの。
これにより、複数のチャネルを連携させ、一貫したキャンペーンを実施したり、顧客の行動をリアルタイムに把握できることで、要望に合ったサービスを適切なタイミングかつチャネルで提供できるようになる。
さらに、自動的にキャンペーンを実施できるようになり、効果的な情報発信や結果を分析しながら、さらなるキャンペーンの実施といった効果的なマーケティングを行えるようになる。
日本IBMは、国内金融機関向けの多数の実績に基づいたオムニチャネル・マーケティング構築のノウハウを活用し、ダイレクトチャネル上でのコミュニケーション強化など顧客体験の高度化に関するコンサルティング支援を実施した。
オムニチャネル統合基盤構築においては、リアルタイムかつパーソナライズされた最適なメッセージを配信するソフトウェア「IBM Interact」、あらゆるタイプのマーケティングキャンペーンを提供する基盤となる「IBM Campaign (Unica Campaign)」、高速かつ信頼性を高めたPOWER8プロセッサ搭載サーバ「IBM Power Systems」、オールフラッシュストレージ「IBM FlashSystem 900」を採用した。