「Firefox」は外の世界では苦戦を強いられているが、Linux業界ではまだ人気があり、51.7%の票を集めて1位の座を射止めた。大差をつけられての2位となったのが「Chrome」で、残る票は多くの無名のブラウザの間で分散した。
最後にハードウェアに関する結果を見てみよう。シングルボードコンピュータ(SBC)の世界では、SBCを世に広めた「Raspberry Pi」が有名だが、正確にはオープンソースではないという理由で、今回の調査では選ばれなかった。LinuxQuestionsのシニアメンバーによれば、「Raspberry Piがオープンプラットフォームとして機能するのは、ブートが完全に終了した後(第3ブートステージ)の、CPU/ARMコアで実行されている段階だけだ(CPUとSDRAMはブート時には無効化されている)。(第1および第2ブートステージでは)SoCのメインプロセッサはGPUで、Broadcomのクローズドで情報が公開されていない機能を使って動作している」という。このため、首位となったのはArduinoだった。
最後に、Linuxサーバハードウェア部門では、39%を超える得票率でDellが勝者となった。
各部門の中で、本当にもっとも優れているのは何だろうか?それは読者次第だ。LinuxがほかのOSより優れているところがあるとすれば、自分にとって優れているコンポーネントを自由に選べると言うことなのだから。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。