富士通、ミャンマーでかんがい用水の水位把握を実証実験

NO BUDGET

2017-02-21 17:06

 富士通は2月17日、かんがい用水と河川の水位情報管理に関する実証実験をミャンマーのタウングー地方で実施、その結果をミャンマー農業畜産かんがい省のかんがい局に報告した。

 これは、同社が開発したスマートフォンのアプリケーションを活用し、かんがい用水や河川の水位情報を簡易に収集でき、正確かつリアルタイムにかんがい局が把握できるかを確認するためのもの。2016年下旬から2017年1月31日に掛けて実施された。カバウンかんがい施設内の12カ所の水位計測ポイントで9人の現場協力者による水位計測、5カ所の農地で5人の農家による1日約3回の用水観測が実施された。

かんがい用水の情報入力の様子(富士通提供)
かんがい用水の情報入力の様子(富士通提供)

 協力者たちは、各ポイントで水位を目視し、スマートフォンの専用アプリケーションに入力。水位目盛りの情報は入力時間とGPSなどの情報とともにかんがい局で把握され、各地の水位をリアルタイムに確認できた。

 かんがい局は現在、周辺の住民などの水位情報提供者から電話で通知されたものを職員が紙に記入して調査している。そのため、情報の正確性やリアルタイム性に欠け、状況を効率的に把握できないといった課題がある。同局では、この課題を解決する上で、ITスキルがなくても簡単に操作でき、維持運用コストを抑える仕組みを求めていた。

 今後、富士通では、かんがい局と協議しながら情報収集範囲を拡大し、収集された情報をもとにしたかんがい用水の効率的な配水や河川の氾濫予測の実現を目指す。

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