ベライゾンは3月8日、2017年データ漏えい/侵害ダイジェストを発表した。
同レポートでは、典型的な漏えい状況について詳述しており、 毎年発行されるデータ漏えい/侵害調査報告書(DBIR)の背後にあるサイバー調査の裏側を垣間見ることができる。同社では、データ漏えいの前兆の見分け方、証拠資料の重要性、迅速に調査する方法、漏えい阻止や回復方法を理解するために有効だとしている。
2016年度、同社のRISK(Research、Investigations、Solutions、Knowledge)チームが調査したのは、40カ国以上で発生した500件を超えるサイバーセキュリティ事例。ダイジェスト版では16件のデータ漏洩状況を取り上げた。そのうち10件は、過去3年間にベライゾンの RISKチームが調査にあたった1400事例の60%を超える典型的なケースだという。
同レポートでは、これら16の状況を4種類の漏えいタイプに分類し、下記のように特徴づけている。