Microsoftは米国時間4月27日、2017会計年度第3四半期決算(3月31日締め)を発表した。売上高は221億ドルで、純利益は48億ドル、1株あたりの利益は61セントだった。非GAAPベースの売上高は236億ドル、1株あたり利益は73セントとなった。コマーシャルクラウドの年間売上ランレートは152億ドルを超えるという。
アナリストらの予想では、非GAAPベースの1株あたり利益は70セント、売上高は236億2000万ドルだった。アナリストらが注目していたのは、主にMicrosoftのクラウド事業とLinkedInの統合だ。
最高経営責任者(CEO)のSatya Nadella氏は声明文で、クラウド事業が好調だったと述べている。
プロダクティビティ&ビジネスプロセス事業部の売上高は、前年同期比22%増の80億ドルだった。法人向けの「Office」や「Dynamics」「LinkedIn」などを抱え、Microsoftが強みとする部門だ。買収したLinkedInの売上高は9億7500万ドルとなった。
インテリジェントクラウドの売上高は前年同期比11%増の68億ドルだった。サーバ製品とクラウドサービスの売上高は前年同期比15%増となった。More Personal Computingの売上高は前年同期比7%減の88億ドルとなった。Surfaceの売上高は26%減少した。
「Azure」は「コマーシャルクラウド」としてまとめられているため、売り上げの内訳は明らかになっていない。コマーシャルクラウドのランレートは、法人向けの「Office 365」や、「Microsoft Azure」「Dynamics 365」といったクラウド製品の同四半期最終月(今四半期は3月)の売上高を12倍して算出されている。
Ervercore ISIは、第4四半期のAzureのランレートは44億ドルに達すると予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。