筑波大学法科大学院、クラウドCRM導入--教員間で学生情報を共有

NO BUDGET

2017-05-02 13:00

 筑波大学法科大学院はクラウド型顧客管理サービス「Zoho CRM」を導入、学生情報を一元化し、教員間で共有する。4月28日にゾーホージャパンが発表した。

 筑波大学法科大学院は、キャリア転換を目指す社会人のための夜間開講の法科大学院。2016年度時点で非常勤講師も含め教員が14人、学生126人が在校している。

 夜間や土曜日に開講ということもあり、教員同士のコミュニケーションが取りづらく、個々の学生にあわせた細やかなフォローに不安が生じていた。学生に関する情報の共有が困難だったため、学生の評価の教員間での不一致などがあっても問題の所在がつかめないなどの課題があった。

 そこで「堅牢なセキュリティ」「厳しい予算条件をクリアできる価格」「教員が全学生の情報を引き出せる情報の一元管理の仕組み」という要件に合致するCRMの検討を開始し、2016年8月にZoho CRMの導入を決定した。

 同大学院は導入後、学生情報を教員間でリアルタイムに簡単に確認できるようになったとしている。操作も簡便で、アップロードされた学生のプロファイルや他の教員によって書き込まれた情報をもとに個々の学生にあった形で指導できるようになったという。今後は、合格者のデータを蓄積することで成功パターンなどの分析に生かしていく予定だ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]