編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」
ランサムウェア

ランサムウェア「WannaCry」被害、複数の英病院で収束せず--第2の波に注意喚起も

Danny Palmer (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2017-05-16 10:45

 英国で公共医療を提供する国民保健サービス(NHS)関連病院は、世界規模のランサムウェア攻撃への対策で今も苦戦を強いられており、3日が経過した時点でも、複数の病院のコンピュータシステムはロックされたままだという。さらに、当初は影響を受けていなかった病院も「WannaCrypt」ランサムウェアの被害に遭ったことが明らかにされたようだ。

 先週末以降、WannaCrypt(「WannaCry」「Wcry」としても知られる)による被害は、150カ国以上で20万件超に及んだとされている。WannaCryptは世界中の企業や政府、個人に感染した。特に「Windows XP」など、サポートが終了したMicrosoftのOSを使っているユーザーが被害を受けた。

 英国の医療機関はこのランサムウェア攻撃によって、オンライン接続の切断を余儀なくされ、患者の予約がキャンセルされた。NHS Englandは今回のサイバー攻撃について、「重大な事件」と宣言した。本稿執筆時点までに、病院からGP診療所まで、NHSの計61の組織がWannaCryランサムウェアの被害に遭ったことが分かっているという。

 週が変わっても攻撃は収束していないようで、当初は影響を受けていなかったShrewsbury and Telford Hospital NHS Trustでも被害が確認されたという。

 ロンドンにあるBarts Health NHS Trust(英国最大規模の病院グループ)は英国時間5月15日午前、「ITの混乱」が今も発生していると述べ、一般の人々に対して、「それが可能なところでは」ほかのNHSサービスを利用してほしいと要請している。

 WannaCry攻撃の影響を今も受けているNHS Trustは、Bartsだけではない。United Lincolnshire Hospitalsも依然としてさまざまな問題に苦しんでいるNHS Trustの1つで、15日に予定されていた外来患者の予約、診断テスト、通常の手術を全てキャンセルした。

 英国の国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)は、組織が通常業務に戻る週明けに、WannaCrypt攻撃の第2の波が発生する可能性について警告した。

WannaCrypt
提供:iStock

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]