Cloudflareは米国時間6月27日、SaaSビジネス向けと、アプリケーション配備を目的とした新しい無償スイート「Cloudflare Apps」を発表した。
この新プラットフォームを用いることで、ウェブサイトのオーナーは自らのインターネットアプリケーション内にサードパーティーのサービスをより簡単にインストールできるようになる。その一方で開発者が、Cloudflareネットワーク上のあらゆる人々に向けてSaaSアプリケーションを容易に配布できるよう支援する。
提供:Cloudflare
またこのプラットフォームによって、サードパーティーの開発者らはCloudflareネットワークを使用できるようになるとともに、そのAPIを用いることで、Cloudflareのインフラと互換性のあるアプリを開発し、そうしたアプリから収益を得られるようになる。
CloudflareはCloudflare Appsの普及に向け、同社に投資している企業のうちの3社であるNew Enterprise Associates(NEA)とVenrock、Pelion Venture Partnersから調達した1億ドルの資金に基づく、「Cloudflare Developer Fund」(Cloudflare開発者基金)を新たに発表した。これにより、同プラットフォームの普及に向けたアプリケーションの開発に興味を持つ企業に資金が供与されることになる。
Cloudflareは今回の発表で、「今までは、Cloudflareの社内開発チームだけがCloudflareの規模を活用したアプリケーションを開発できた。Cloudflare AppsプラットフォームはCloudflareのネットワークをサードパーティー開発者に開放するものとなる。Cloudflare Developer Fundによって、このプラットフォーム上に構築されるアプリケーションの開発資金が、Cloudflareの規模とリーチを理解している投資家から援助される」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。