富士通、機械装置設計向け3次元CADソフト新版--100万点の部品を0.2秒で処理

NO BUDGET 2017年07月12日 11時23分

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 富士通は、機械装置設計向け3次元CADソフトウェアの最新版「FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX(iCAD SX) V7L6」の販売を7月7日から開始した。税別販売価格は138万円から。2017年度中に1万5000ライセンスを販売目標としている。

 iCAD SX V7L6は、設計情報を蓄積、活用する機能を強化。100万点の部品を0.2秒で処理できる独自の3次元CADエンジンを搭載している。

 同製品は、3次元データ内に設計情報を蓄積、活用することで、製品の品質向上と購買製造プロセスを効率化させる。また、等角投影法で物体を斜め上から俯瞰する角度で断面表示した“アイソメ断面図”作成機能で製図作業を効率化させられるという。

iCAD SX V7L6の概要(富士通提供)
iCAD SX V7L6の概要(富士通提供)

 設計情報の蓄積、活用では、設計の初期段階から各部品の3次元データ内に、従来から登録可能だった材質や重量、原価などに加え、部品構成情報や部品番号、組立順序の情報を後工程(部材購買や製造など)を意識して登録できる。登録された設計情報から組立手順書や部品表などを容易に作成でき、それらを後工程でそのまま活用できる。

 アイソメ断面図作成機能では、組立図で必要となる詳細図や断面図をアイソメ断面図一つで表現できる。これにより図面作成工数を削減でき、三面図の作成で背面に隠れている部品を破線で表示するか非表示とするかを画面上の各部品の設定項目で容易に変更できる。

 富士通では、設計の現場でニーズの高い機能を追加したことで、約40%の図面作成工数削減を実現できるとしている。

 このほか、ボルトや座金、ナットなどの締結部品の正しい組み合わせパターンを保存し、複数の部品を1部品として認識できる。部品配置の効率化と部品の組み合わせミスを軽減できるという。

 これまではシステム上で別々の部品として認識されていた溶接部品を1部品として認識し、一括して穴開けできる機能も搭載。溶接部品の穴開けを効率的に設計できるとともに、穴開けの設計漏れを防止できると説明する。

 3次元での配管経路設計機能を強化し、周りの機器との位置関係を画面上で視覚的に確認しながら配管設計できるようにした。

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