ある調査結果によると、企業が使用するOSにおける「Windows 10」のシェアが、サポート期間の終了した「Windows XP」を上回ったという。
Spiceworksのデータによると、2017年3月の時点で、Windows XP(2001年に発売)は世界の企業が利用するノートPCおよびデスクトップの14%に搭載されていたが、Windows 10のシェアは9%だったという。同社によると、現在では、Windows 10のシェアが13%に拡大したのに対し、XPのシェアは11%に縮小した。
この調査によると、「Windows 7」は依然としてWindows 10より高いシェアを誇っており、企業が利用するPCの68%に搭載されている。「Windows 8」と「macOS」のシェアは、それぞれ5%と2%だ。
またSpiceworksは、6月末の時点で、世界の企業の60%が約2年前にリリースされたWindows 10を使っているとしている。これは、おそらくその数字が与える印象ほど目覚ましいデータではないだろう。なぜなら、SpiceworksはWindows 10搭載PCを1台以上所有する全ての企業をカウントしているからだ。ただし、Spiceworksによると、Windows 10の60%という普及率はXP、Windows 8、および「Windows Vista」を上回っているという。このことは、大多数の企業が今後の導入に備えて、少なくともWindows 10のテストは行っていることを示唆している。
Spiceworksのデータは、同社のソフトウェアを使って組織内のノートPC、デスクトップ、サーバ、その他ネットワーク機器のインベントリを作成している企業からのデータに基づいている。
Spiceworksによると、42%の企業はまだWindows XP搭載機器を使っており、35%はWindows 8、7%はWindows Vistaを使っている。大多数(84%)はWindows 7搭載PCを使っているが、この比率は過去3カ月間で3ポイント減少している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。