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AI関連のスキル育成には何が必要か

Joe McKendrick (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-08-24 06:30

 最近は人工知能(AI)が大流行している。アナリストはAIが世界を変えると宣言し、ベンダーはAIを絡めてあらゆるサービスを刷新し、企業やIT部門のリーダーは、AIが成長や効率にどのようなメリットをもたらすかを詳しく検討している。

 この革命の最前線にいる人材には、この新たな魔術に必要なスキルを身につけ、磨きを掛けることが求められている。AIには、プログラミングとデータアナリティクスの両方のスキルが必要とされ、そこにビジネスに関する知識を上乗せする必要がある。

 William Terdoslavich氏は、最近Diceに掲載された記事の中で、AIの分野で必要とされるいくつかのスキルについて説明している。同氏によれば、これらのスキルに対する需要は極めて高く、Google、IBM、Apple、Facebook、Infosysなどの企業は、これらのスキルを持つあらゆる人材をかき集めているという。

 機械学習はAIの基礎になるスキルであり、Courseraなどで開講されているオンライン講座では、それらの基礎的なスキルの一部に関する授業が提供されている。またInfosysのシニアバイスプレジデント兼プラットフォーム責任者を務めるAbudul Razack氏は、AIの専門家を養成する別の方法として、「統計解析プログラマーを採用し、データ戦略に関するトレーニングを受けさせるか、データ処理のスキルを持つ人材に統計学を教え込む」ことを挙げている。

 Terdoslavich氏は基礎的スキルとして数学に関する知識も挙げており、「独自のアルゴリズムの開発や、既存のアルゴリズムを特定の目的や制約に合わせて修正することのできる人材には、確率論、統計学、線形代数、数学的最適化に関する確かな知識が必要不可欠だ」と述べている。

 記事では、AI開発者が好んで使うプログラミング言語として、「R」「Python」「Lisp」「Prolog」「Scala」を挙げている。また、古くからよく使われる「C」や「C++」「Java」なども、アプリケーションや性能上の制約に応じて利用されているという。「TensorFlow」などのプラットフォームやツールも、重要なAI関連のスキルだ。

 AIを自由に扱えるようになるためには、究極的には概念的思考もある程度変える必要があり、演繹的な思考や意思決定が必要とされる。

 AIに関するスキル(繰り返しになるが、これはプログラミングとデータとビジネスに関するスキルの組み合わせだ)は今後も供給不足が続く可能性が高く、David Kosbie氏、Andrew W. Moore氏、Mark Stehlik氏は、最近発表されたHarvard Business Reviewの記事で、あらゆるレベルの計算機科学教育を抜本的に見直すべきだと警鐘を鳴らしている。AIは「1人の天才がガレージで作り上げられるものではない」と同氏らは言う。「この種のテクノロジを生み出せる人材は、チームを作り、チームとして働き、ほかのチームが生み出したソリューションを統合する能力を持っていなくてはならない」

IBM Media Relations build artificial intelligence skills
提供:IBM Media Relations

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