調査

混迷するエネルギー産業が期待する人工知能活用

Bob Violino (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎 2017年07月26日 06時30分

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 今はエネルギー産業にとって厳しい時期であり、石油・ガス会社はあらゆる技術的イノベーションを必要としている。人工知能(AI)は近い将来、この業界の企業にとって、最も大きな差別化要因の1つになるかもしれない。

 コンサルティング企業McKinsey & Companyは、2017年4月に発表したレポートで、近年エネルギー産業を混乱させている要因として、新興市場における需要急増、新エネルギーの増加、今後予想される電気自動車の増加を挙げている。

 技術コンサルティング企業Infosysのアソシエートバイスプレジデントであり、エネルギー産業・公益事業・サービス産業領域およびプロセスのコンサルティンググループ責任者を務めるArunkumar Ranganathan氏は、石油・ガス産業ではすでに、大量のデータ処理と事業効率の改善にAIと機械学習が利用されていると述べている。

 「AI技術は、まだ地球物理学的・地質学的作用の解明や、その他の中核的な事業領域では使われていない」とRanganathan氏は言う。「しかしAIは、事業の最適化や自動化、効率改善の分野や、複雑な業務の有効性の向上のためにはよく使われるようになっている」

 例えば、掘削プロセスの最適化や事業効率の改善にAIが利用されている。これにより、掘削費用の削減につながっている。「AI技術を事業計画やモニタリングに応用することで、プロセスのさまざまな段階での成功率を劇的に改善できる」とRanganathan氏は述べている。

 それに加え、掘削エンジニアがAIを使用した拡張現実プラットフォームの助けを借りることで、掘進率の改善や、掘削装置の状態の認識、リアルタイムでの掘削リスクの認識、手続き的な意思決定などをコントロールしやすくなる。

 「AI技術が普及し始めた分野には、リアルタイムでの掘削最適化、生産量モニタリング、資産管理などがある」とRanganathan氏は述べている。


提供:Shutterstock

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