Microsoftは米国時間10月4日、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中のJava開発者向けイベント「JavaOne」において、サーバレスコンピュートサービス「Azure Functions」でJavaのサポートを追加すると発表した。
Microsoftによると、同社はこのほどAzure Functionsが複数のプログラミング言語をサポートできるよう、そのランタイムアーキテクチャを刷新したという。今回パブリックプレビューとして追加されたJavaは、その第一弾に相当するものだ。
なお、OracleもJavaOneで2日、「Fn Project」というオープンソースの独自サーバレスプラットフォームを発表している。
Azure Functionsは、顧客に代わってサーバのプロビジョニングやメンテナンスを取り扱うものであり、これにより開発者はサーバレス環境上で自らのコードをより迅速かつ容易に実行できるようになる。このサービスは要求に応じて自動的にスケールアウトし、料金は関数が実行された時間に対してのみ発生する。このため、IoTアプリやマイクロサービスアプリのほか、基本的にスケジュールに従ってサービスを実行させたい任意のタスクに適したものとなっている。
Azure Functionsを用いることで、既に開発者はC#やF#、Node.js、Python、PHP、バッチ、bash、任意の実行可能ファイルを使った関数の記述が可能となっている。Microsoftは、HTTPリクエストによるコード実行の起動や、「Azure Cosmos DB」のドキュメント処理、「Azure Storage」キューのメッセージ応答といったタスクの関数テンプレートも提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。