丸紅情報システムズ(MSYS)は10月6日、米whiteCryptionと販売代理店契約を締結し、ハッキングなどからアプリケーションを保護するソフトウェア2製品の販売を開始すると発表した。3年後に5億円の売り上げを目指すとしている。
「whiteCryption Code Protection」は、アプリケーションのソースコードを保護することで、リバースエンジニアリングや不正使用を防止するソフトウェア。統合された保護メカニズムを多重的に適用するアプリケーション保護機能によって、アプリケーションをハッキングやリバースエンジニアリング、マルウェアによる攻撃から守る。
「whiteCryption Secure Key Box」は、ホワイトボックス暗号ライブラリにより、アプリケーションで使用する暗号鍵をハッキングから保護するソフトウェア。ホワイトボックス暗号とは、攻撃者が実行環境を完全に監視、修正できる環境でもセキュアに維持される暗号アルゴリズムの実装としている。
アプリケーションが実行中であっても常時エンコードされるホワイトボックス暗号実装技術によって使用する暗号鍵を守る。機密かつ未分類のデータを使用する際に、IT製品が準拠する必要のある暗号化および関連する安全上の要件を示した政府が定める基準である「FIPS 140-2」のレベル1セキュリティ認証を取得している。