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IBM、クロスボーダー決済向けのブロックチェーンネットワーク発表

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2017-10-17 10:57

 IBMは米国時間10月16日、国境をまたぐ決済用のブロックチェーンネットワークを発表した。この種の国際決済ネットワークが登場するのは初めてのことだ。

 IBMのグローバルブロックチェーンマーケットデベロップメント担当責任者のJesse Lund氏は米ZDNetに対し、「これは、エンタープライズブロックチェーンの実現に向けた進化における次の段階だ。今起きているのは、ある種のパラダイムシフトである。デジタル通貨や、ビットコインなどのネットワークが私たちに示した可能性が、実際にエンタープライズの規模に達し、成熟しつつある」と述べた。

決済向けブロックチェーン
提供:KlickEx

 現在、異なる通貨での国際決済には、何日または何週間もかかることがあり、複数の仲介機関が必要になる。一方、今回発表された新しいネットワークは「IBM Blockchain」の技術を使用して、取引の決済などを単一のネットワークでリアルタイムに提供する。

 このネットワークは現在、地域ベースで稼働しており、太平洋諸島、オーストラリア、ニュージーランド、英国にまたがる12の通貨コリドーで金融取引を支援している。このネットワークはリアルタイムの取引をサポートしているが、取引は厳密に管理された環境内で行われるとLund氏は述べた。IBMはパートナーの1社である地域金融サービス企業KlickEx Groupと協力して、ネットワークの特徴と拡張性を評価し、慎重に拡大していく予定だ。

 KlickEx Groupの創業者であるRobert Bell氏は声明で、「ブロックチェーンを制度的に実行可能な規模で機能させたのは、今回が初めてである」と述べた。

 このネットワークを立ち上げるため、IBMはKlickEx Groupだけでなく、Stellar.orgとも提携した。Stellar.orgは金融サービス用のオープンソースのブロックチェーンネットワークをサポートする非営利組織だ。

 IBMは高度なオーケストレーションを提供して、送金を行う。それぞれの支払いは、記録後は変更不可能になる。決済の指示は、「Hyperledger Fabric」上のスマートコントラクトを通して出される。まずは、StellarがHyperledgerで許可された取引の決済を容易にするためのネットワークを提供する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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