10月8日から5日間の日程でアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開催された「GITEX Technology Week 2017」。世界70の国と地域から4100超の企業や政府組織が出展し、世界各国から15万人以上が参加した。ここではインパクトのあった展示をダイジェストで紹介する。スゴかったんだって、ホント。

日本企業で存在感をアピールしていたのは、日本貿易振興機構(JETRO)の支援を受け、ベンチャーカテゴリ「Future Stars」に出展した7社だ。JETROの出展は、2016年に続き今回が2回目となる。
JETROのドバイ支局でエグゼクティブディレクターを務める西浦克氏は、「ITといえばシリコンバレーに目が向くが、同地はメジャーリーグの超一流の選手が競い合っているようなもの。ドバイにはさまざまなレベルの企業がビジネスチャンスを求めて集結している。イノベーションに対する情熱はシリコンバレーにも劣らず、多くの投資家の目も向いている。日本のベンチャー企業にとってもビジネスチャンスはある」とその可能性を強調する。
実際、ドバイでは、日本の高品質製品に対する評価は高いという。「たとえば、IoTデバイスなど、砂漠の過酷な環境でも故障しない製品などの需要は多い。日本のベンチャーの技術力は世界でも通用すると考えています」(西浦氏)