2017年10月、「KRACK」と呼ばれるWi-Fi認証プロトコルの「Wi-Fi Protected Access II」(WPA2)に関する脆弱性が明らかとなり、世界中のWi-Fi機器に大きな影響を与えるとして注目を集めた(基本的な対策はパッチ適用になる)。
Wi-Fiは、既にインターネット利用においてもはや欠かすことのできないアクセス手段となり、世界の街中の至ることにもアクセスポイントが設置されている。この中には無償で提供されるサービスも数多くあり、それ故にサイバー攻撃に悪用されるケースも増えている。
Wi-Fiのセキュリティ対策と問題をめぐる歴史は常に“いたちごっこ”といえる。脆弱性やハッキング、盗聴など、これまでに発覚したセキュリティのリスクを挙げれば暇はないが、それに応じて新たな対策の導入とルールやマナーの啓発も進められてきた。
これからもWi-Fiは、主要なインターネット接続手段として利用されるだけでなく、IoT時代の発展を支える原動力となっていく。そこで、古くも新しくもあるWi-Fiのセキュリティ事情をぜひチェックしていただきたい。
Wi-Fiのセキュリティ事情